スったんじゃないの?

カテーテルを取り外した翌日、X線検査が終わって問題なければ昼前には退院!やった!!背中の痛みがなかったせいか久しぶりに熟睡できたし(消灯から起床までばっちり寝た!)、目覚めもさわやかだった。朝の検温で看護士さんも「今日帰れると良いねー」とか言ってくれたし。うんうん。帰るよ。何としても帰るわよ。風呂入りたい。頭も洗いたい。かゆい。そろそろ限界。

検温が終わったら朝食までの時間、トイレと洗顔に行こうと思ってベッドから立ち上がった。点滴ももう昨日の時点で外されているから、わたしを煩わせるものなどもはや何もない。なのに、立って歩くと胸に微かな違和感が…。気のせいかしら?昨日、カテーテルを外してから寝るまでの間にはなかった違和感。


気のせいかと思うことは、本当に気のせいのことが多いけど、時にはそうじゃないこともあるってことを思い知らされた。X線撮ったら肺が萎んでました…。ちょっとだけだけど。ほんのちょっと萎んでた。(凹)先生はちょっと「うーん…」と唸ってから(わたしが唸りたいわ!)、「たぶん、昨日空気が逆流したせいだろうねぇ…」と。それってアンタのせいじゃんよ!と言いたい気持ちをグッと堪えて、「えー、もしかしてまた刺すの…?」と恐る恐る尋ねたら、「このくらいだったら安静にしてれば自然に膨らむから。帰りたいでしょ?家で安静にしてれば大丈夫。膨らむまで入院してても良いし、どっちでも良いよ」と自信満々に言われたので、だったら帰りますってことで、予定通りに昼前には退院させてもらった。食事とトイレ以外はあまり歩かないようにと念を押され、5日後の外来でまたX線を撮って、その結果如何で再び入院になるかもしれないからと脅され、「まぁ帰れれば何でも良いし」ってことで、さっさと帰った。

やっぱり後から考えてみれば、あのカテーテルを抜く時に空気が逆流したのって、絶対先生のミスだと思う。カテーテル治療ってのが、そもそも気胸ではまだ新しい方法みたいだし、あんま経験ないんじゃないのかなぁ。死ぬほど痛かったし…。それにあの先生。もう少し患者にやさしくしても良いと思う。医者だってサービス業なんだから。そういうことを、この病院の副医院長(お父さんの友達)に今度会ったら言っておこうと思った。

>> NEXT